業種
医療機関
規模
301~1,000名
目的・効果
業務効率化、コンプライアンス向上、時間の削減

企業概要

大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部

大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部

大阪大学医学部附属病院に設置された未来医療開発部は、アカデミアの医療技術シーズの実用化のための橋渡し研究や新規医薬品や医療機器の臨床試験を通じた実用化を一元的にサポー卜する未来医療センターと、介入臨床試験や分析研究のデータマネジメント、統計解析を独立して総合的に支援するデータセンター、高まる「グ口ーバルヘルス」のニーズに対応した外国人患者や世界各国からの医療従事者の研修の受入れや日本発の革新的医薬品・医療機器の海外展開を支援する国際医療センターから構成されます。これらのセンターが有機的に連携して、特定機能病院の責務である「高度な医療技術の研究・開発」を統合的・効率的に支援しています。

Agatha導入背景

-事業内容とAgatha導入背景を教えてください

大学などアカデミアの優れた基礎研究を医療として実用化したり、企業に繫いで患者様のもとに届けるための研究、すなわちトランスレーショナルリサーチ(TR)の重要性が認識されるようになりました。大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部 未来医療センターは、TRの推進を通して革新的新規医療技術の実用化開発支援を行なっています。その中には大阪大学のシーズだけではなく、他の大学や研究機関、病院の先生方の発見やアイデアに基づくものも多数含まれており、大学の垣根を超えた連携も始まっています。

複数の研究拠点が連携してTRを実施するためには、機密情報をセキュアに共有する必要があり、クラウド型のシステムが必要になりました。また、臨床試験の適正な実施と円滑な進行を担うモニタリング部門では、年間300-400回ものモニタリングを実施しています。数多くのモニタリングを実施する中で、施設によるばらつきや、モニターによるばらつきがあることが分かってきました。増加するモニタリングに対応し、モニタリング業務の品質管理体制を強化するため、システムを導入することにしました。

大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部様

お写真左から銘苅絵理様、渡邊貴惠様、辻本尚子様

Agathaの利用方法

-Agathaの利用方法を教えてください。

モニタリング部門でのモニタリング報告書のQC、承認、保管にAgathaを利用しています。 モニタリング部門では、医師主導治験、再生医療等、先進医療B、患者申し出療養、研究者主導の臨床研究のモニタリングを実施しています。日々のモニタタリング業務にAgathaを使用しています。モニタリング報告書のQCと承認をAgathaのレビュー機能・承認機能を用いて実施しています。Agathaの利用で、モニタリング報告書を、誰がいつ登録したか、QCしたか、承認したかの各プロセスが見える化され、時系列で一目で把握できるようになりました。以前は、モニタリング実施からモニタリング報告書の承認に時間がかかってしまったとしても、何が原因で遅くなったのか、担当モニター、レビューア、承認者のうち、誰の作業が遅かったのか、止めていたのかを後から把握することは困難でした。例えば8月1日付でモニタリング報告書を作成して、8月3日にメールでQC依頼したとしても、後からそのことを知るすべは(メールをプリントアウトでもしない限り)ありません。 Agathaを利用することで、モニタリング実施日から何日以内に報告書をアップロードしたか、レビュー依頼されてから何日以内にQCをしたかなどの情報がすべて記録されるため、自然と各自が以前よりもタイムリーに報告するようになり、モニタリングの作成からQC、承認のプロセスがスピードアップしました。また、システム導入前は紙で最終承認を行っていましたが、そのためにはオフィスでなければ承認依頼や承認ができませんでした。Agathaなら、いつでもどこでも、オフィスにいなくても別の場所でも承認依頼も承認もできます。オフィスにいる貴重な時間を、他のメンバーとのコミュニケーションなど、より有効に使うことができるようになりました。 モニタリング報告書の他、プロトコル、モニタリング手順書、関係資料など、重要な文書はAgatha内に保管しています。モニタリング部門ではAgathaはもはや定番になっていて、「アガサちゃん」と呼んでいます。

-Agathaへの要望や期待があれば教えてください。

Agathaで品質の管理やコントロールができるといいです。施設名や、モニタリングの日付、報告書の日付、承認日など、レビューアが目視で確認しています。システムで自動入力やチェックする機能があると、人手による単純な入力作業・確認作業を軽減し、ミスも防ぐことができ、皆がより重要な業務に集中できます。Agathaは、シンプルに使えて品質管理がきちんとできるので、臨床試験や臨床研究のプロジェクトの文書管理やファイル共有に適しています。研究を実施する研究者にもっと使ってもらえるとよいと思います。

大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部 モニタリングメンバー
銘苅絵理様、渡邊貴惠様、辻本尚子様、川合祥子様